このたび、第26回九州高気圧環境医学会の会長を拝命いたしました。佐賀大学医学部附属病院の阪本雄一郎でございます。
この度、第26回九州高気圧環境医学会を、2026年11月21日に佐賀市の歴史的建造物「浪漫座」にて開催する運びとなりました。
今回のテーマには「玄海と有明海のあわいから紡ぐ高気圧医学の未来」を掲げました。佐賀県は、荒々しい波が打ち寄せる玄界灘と、広大な干潟を抱く穏やかな有明海という、対照的な二つの海に面しています。この「あわい(間)」に位置する地から、潜水医学の伝統を重んじつつ、高気圧酸素療法が担う救急医療や慢性期疾患への新たな可能性を展望したいという願いを込めております。
本学会は、九州各県はもとより、沖縄県、そして山口県からも多くの諸賢が集う貴重な研鑽の場であります。今回は、一人でも多くの皆様に万全の態勢でご出席いただきたいという願いから、例年の台風シーズンを避け、秋の気配が深まる11月の開催といたしました。
会場となる旧古賀銀行(浪漫座)は、明治・大正の薫りを今に伝える、佐賀の歴史と文化の象徴です。近代化の礎を築いたこの場所で、最先端の医学知見を共有することは、次代の医療を切り拓く我々にとって大きな刺激となるでしょう。
本学会が、活発な議論の場となり、高気圧医学のさらなる発展と、次世代を担う若手医師・医療スタッフへのバトンパスの機会となることを切に願っております。 実り豊かな秋の佐賀にて、皆様とお会いできることを心より楽しみにしております。
謹白
第26回九州高気圧環境医学会 会長
阪本 雄一郎 (佐賀大学救急医学講座 教授)